
【営業部 長谷川】
皆さまこんにちは。大和エネルフ営業部の長谷川です!!前回はプラスチックを分解する微生物についてお話ししましたが、今回は無限にリサイクル可能なプラスチックの開発についてご紹介致します。
アメリカの研究チームが「無限」にリサイクル可能なプラスチックの開発に一歩前進したと発表しました。
今回発表された無限プラスチックは、石油製品を原料をした従来のものと異なり、小分子の段階まで分解する事が可能で、分解された分子を再重合させる事により、無限のリサイクルを可能としました。
この研究チームは2015年にも開発について発表しましたが、当時発表したものは、耐熱性が低く軟弱であらゆる製品に使用するには不十分なものでした。
しかし、今回発表された高分子化合プラスチックは、耐熱性もあり強度も強化され製品化が見込めるものだそうです。現在は実験段階で、実際の使用には改良が必要ですが、製品化される日も近いという事です。
現在世界のプラスチックのリサイクル率はわずか5%程です。生産量は年々増加しており、2050年には年間5億トンを超えると予想されています。このリサイクル率のままそれだけの生産量に達すると、海に廃棄され漂流するプラスチックの量は海中の魚の総量を超えると専門家は予想しています。
このような未来を迎えないためにも、我々のサーマルリサイクル、今回のマテリアルリサイクル、消費者の分別の徹底が求められます。プラスチックが現在の金属レベルのリサイクル率に向上するの未来も近いのかもしれません。
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