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大和エネルフの製造する資源・エネルギー製品
ケミカルリサイクルによって生まれる製品
商業燃料「軽質油」
廃プラスチックPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)を再資源化。天然資源(石油)の代替燃料
今までリサイクルが不可能だった廃プラスチックも、油化により石油化学製品の原料として再生することができます。
再生された製品は、大手石油会社などに納入します。
特長
- ケミカルリサイクルにより「固体」が「液体」に。プラスチックを車や機械の動力燃料としても利用可能なエネルギーに再生することができます。
- この油化装置は、東海地方初の施設となる「岐阜インダストパーク / 油化・還元センター」にて稼働しております。
生成プロセス

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システム図

サーマルリサイクルによって生まれる製品
工業燃料「RPF品」
廃プラスチックと紙くずの混合物を再資源化
「RPF」 とは Refuse Paper & Plastic Fuel (リフューズペーパー&プラスチックフューエル)の略称であり、「廃プラスチック及び紙屑を原料とした固形燃料」 です。
大和エネルフでは、発生履歴の明確な廃棄物のみを 「RPF品」 として製造。
様々な企業に 「石炭の代替燃料」 として販売しています。
私たちの造るサーマルリサイクル品である 「RPF品」 は、弊社 「資源・エネルギー研究所」にて製造しております。
例えば、商社を介して王子製紙株式会社・春日井工場様 や 大王製紙株式会社・可児工場様などへ納品させていただいている工業燃料です。
低炭素型社会へ貢献できるCO2排出量の少ないエコ燃料として重宝されています。
RPFの特徴
- 石油の代替燃料
- 紙とプラスチックできた固形燃料
- 秘密漏えいの防止にも一役
- 圧縮融解固化
生成プロセス

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RPF品(石炭の代替燃料)の特徴と利用メリット
弊社の造るRPF品=「廃プラスチック及び紙屑を原料とした高カロリーの固形燃料」は、以下のような特徴(利用メリット)があります。
1.品質が安定している
お客様から直接収集し、責任をもって運搬させて頂いておりますので、お客様の排出行程(フローシート)が確実に把握できています。
その知識を活かし発生履歴の明確な廃棄物のみを原料として使用しているため、品質を安定させることができます。
2.熱量(カロリー)のコントロールが容易
RPF品販売先の製紙企業様や高炉企業様のボイラーのスペックに合わせ、原料の配合比率をコンピューター制御で管理しているため、容易にお望みの熱量(カロリー調節)を行うことができるようになりました。
3.高カロリー(高発熱量)
原料として合成高分子化合物である「廃プラスチック」を使用していますので、その特性から熱量が高く、石炭及びコークス並みのカロリー(高発熱量)を維持できます。
4.ハンドリング性に優れている
RPF品は固形で密度が高いため、貯蔵性に優れ、運搬にも適しています。
5.ボイラー等燃焼炉における排ガス対策も容易
弊社の造るRPF品は、定期的に品質分析を第3者機関に依頼し確認しています。
合わせて 1.に記載させて頂いた通り、発生履歴の明確な廃棄物のみを原料として使用しているため、ボイラー腐食の原因となりうる塩素ガス等の排ガス対策は必要ありません。
6.他の燃料と比較して経済性が高い
石炭の市場販売値と比較すると1/3~1/4という低値です。
弊社の造るRPF品は、化石燃料(バージン品)と比較して灰化率が1/2以下であるため灰処理費の低減を図れます。
7.弊社の造るRPF品は地球環境に優しい製品
このRPF品を使用することは、化石燃料の使用削減につながるため省エネルギーに貢献できます。
合わせて、リサイクル品(再資源品)のため、CO2排出量の削減に貢献でき、地球温暖化の防止にも寄与できます。
RPF品(石炭の代替燃料)の成分・分析
大和エネルフの製造するRPF品(固形燃料)の成分・分析です。
(廃プラスチックと紙クズの混合試料 8:2 の場合)
- 嵩比重 : 0.4
- 高位発熱量 : 7,800kcal/kg
- 炭素 : 53.15%
- 水素 : 7.40%
- 酸素 : 25.30%
- 硫黄 : 0.07%
- 窒素 : 0.29%
- 塩素 : 0.18%以下
- 灰分 : 5.27%
- 水分 : 8.30%
- 着火温度 : 391℃
RPF品(石炭の代替燃料)のフローシート
大和エネルフ所有の再資源品製造施設 「 資源・エネルギー研究所 」 では、原料として受け入れた紙くず・繊維くず ・廃プラスチックを、下記工程を経てRPF(石炭の代替燃料品)として製品化しています。
家庭などから出る一般廃棄物(生ごみ等)を原料としたRDF品(Refuse Derived Fuel)と違い、大和エネルフ 資源・エネルギー研究所 ( 再資源品製造施設 ) にて製造するRPF品は、発生履歴の明らかな産業廃棄物をさらに選別し、原料として使用しているため、乾燥のための前処理が不要で、製造プロセスが簡略化できるという利点があります。
そのため、製造に伴い消費するエネルギー量が少ない、品質の安定した高カロリーの燃料が製造できるのです。
懸念されるRDF品(一般廃棄物固形燃料)との違い
家庭ごみなどを主原料とするRDF品(一般廃棄物固形燃料)は、その原料の性状により、品質が安定せず、固形化しても時間の経過とともにその成分が変化してしまうため、可燃性ガスの発生や腐敗してしまう恐れがあります。
また、せっかく多大なエネルギーを消費し生産しても燃料としての利用価値が少ないため、普及に時間がかかっています。
併せて、RDF品製造施設においては、一般廃棄物を対象としているため、塩分が混入する確率が高く、その乾燥工程でダイオキシンの排出が懸念されています。
よって平成13年2月より、大型ゴミ焼却施設と同水準の廃ガス排出規制の対象となりました。


工業燃料「CPF品(フラフ燃料)」
廃プラスチックを立方体に完全密封した固形燃料
廃プラスチックを立方体に完全密封した燃料です。完全密封のため、飛散防止・異臭防止などに優れ、また輸送コストが低減できるというメリットがあります。
特長
- 安全防臭
- 石油の代替燃料
- 経済性が良い
- CO2削減
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マテリアルリサイクルによって生まれる製品
エコ原料「ペレット品」
軟質のプラスチックを再資源化
包装材や梱包用ビニール等の「軟質プラスチック」を東海地区でも数少ない大型ペレット製造機で製造し、全国のプラスチック原料メーカーへ直接販売、グリーン調達(環境保全に配慮した購入)を望む企業様へ、バージン原料品の増量材として流通しています。
特長
- 薬の錠剤と同じ大きさだから取り扱いが簡単
- バージン原料より安価
- 環境保全に貢献
- CO2削減効果大
- 国内循環
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エコ原料「フレーク品」
硬質のプラスチックを再資源化
天然資源の枯渇による原料費上昇に応じるため、主原料「増量材」や再原料として代替できる「10mmフレーク品」を製造します。
特長
- 硬質プラスチックを再資源化
- 単一素材のためバージン原料に劣らない
- 低炭素型商品
- 10mm以下均等の大きさ
生成プロセス

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エコ原料「発泡板パネル品」
発泡スチロールを再資源化
ポリスチレン(PS)で作られたものを破砕・溶融固化し、板状に再加工した再原料品です。
ポリスチレンは「発泡スチロール」という呼び名で親しまれていますが、リサイクル特性に優れ、生産から再利用までにかかるエネルギー消費も少なく循環型社会に適した素材です。
この商品は、大きく分けて食品トレイや魚箱、梱包用の事務用品(緩衝材)、更には建築資材(断熱材)などに活用されています。
特長
- 各企業様より排出された魚箱やトレー、梱包用に使われる緩衝材などの発泡スチロール(PS:ポリスチレン)を100%再資源化可能です。
- 「マテリアルリサイクル=発泡板パネル品」(プラスチック原料)を製造し、低炭素型商品として再生します。
- リサイクル特性に優れた素材で、当社では回収対象量の約8割を再資源化できるまでに技術成長しています。
- 主にプラスチック原料として全国のプラスチック原料メーカーに納入。その後、加工されたものはテレビのフレームやCDケース等、私たちの身近にあるプラスチック製品に生まれ変わります
生成プロセス

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工業燃料「木質チップ品」
廃棄された運搬用木質パレットを再資源化
木くずを100%再資源化しています。
大手製紙メーカーやさまざまな製造工場でボイラー燃料として活用されています。
特長
- 大手製紙メーカーに搬入実績あり
- ボイラーの燃料として使用
- CO2排出量ゼロ
- 品質安定
生成プロセス

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