大量生産・大量消費型社会のもとゴミの排出量は増え、その中身も変化してきました。
しかし、物をリサイクルして使う習慣や制度に関していえば、日本は改善、改良の余地を残しているといえます。
例えば、埋め立て場所の不足や、ゴミ処理過程における大気、水質、そして土壌汚染と言った問題も、リサイクルを積極的に行うことにより、解決の一助となりますが、リサイクルには更に大きなメリットがあります。
それは資源の再発掘です。
日本は資源を輸入に頼らざるを得ない国と言われていますが、再生可能な廃棄物を資源と考えれば、実は日本にはとてつもなく豊富な埋蔵資源を有した国といえます。
このような資源を「都市油田」と呼び、廃棄物の再資源化は、まさに都市油田を発掘する作業と考えることもできるのです。